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子供と共に、親も成長したい!子育て、仕事、勉強、趣味、どれも諦めずに「なりたい自分」と「後悔しない人生」を。

乳幼児のテレビ視聴は、必ずしも悪影響では「ない」!見せ方次第でメリットも有り。

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「テレビに子守りさせるのはダメ!」

出産後、病院や保健師さんとの検診でこのように指導されませんでしたか?

世間では「乳幼児にテレビを見せ過ぎると言葉が遅れる」という説が出回っており、
なんとなく子供にテレビを見せることに抵抗がある方が多いと思います。

私も、最初は赤ちゃんにテレビはNGだと思い込んでいました

しかし月齢が進むにつれ、家事で手を離せない時はテレビに頼るようになり、

今では朝8時NHK Eテレをつけて洗い物や掃除、

夕方16時につけて夕ご飯作り、というのが定番になっています。(毎日ではありませんが。)

よって、飽きて他の遊びをしている時間も含めて、1日合計2〜3時間ぐらい子供向け番組をつけた状態でいます。

ちなみに私が見る番組も含めると、我が家がテレビをつけている時間は、ほぼ1日中

1歳半の娘とこのような環境で過ごしていますが、

「言葉の遅れ」などのデメリットを感じたことは全くなく、テレビが子育てに悪影響だとは思っていません。

お子さまにテレビを見せることに抵抗がある方や罪悪感を感じている方、

自分の経験と専門家の意見を交えて、「テレビ=悪」ではない理由をご説明いたします。

「言葉が遅れる」説に根拠なし!1歳半で3語文までマスター。

私の娘を例にとると、言葉が遅れるどころか非常に進んでいます。

娘は1歳半の時点で、すでに3語文をマスター

1歳の前半で何十種類もの生き物を見分けて名前を正しく発音し、それぞれの鳴き声も言えるようになりました。(サメ・クジラ・イルカなど細かい区別もつきます。)

同じように、食べ物やキャラクター名もそれぞれ何十種類もレパートリーを持っています。

そして、「落ちた」「おいしいね」など動詞や形容詞も1歳に入ってすぐ話すようになり、

1歳半の今では「バナナ食べる」「お茶飲む」「お散歩する」「アレ取って」「開けて」「閉めて」「どいて」など意思や要望を伝えますし、

「パパ何してるの?」「ママ遊ぼ」「(絵を見て)ゾウりんご食べた」「おばあちゃん、こんにちは」などと、この年齢にしてはかなりお喋りです。

これも全て本の読み聞かせと語りかけのおかげですが、テレビから言葉や物事を学ぶことも多くあります

例えば、絵本で覚えた動物などを、映像を通して見ることで、改めてそれがどのようなものかを認識

自分の知らないものが出てくると、興味深そうに「これなあに?」と聞き、新しい語彙としてしっかり吸収しています。

また、食事、歯磨き、遊び、学校など、色んなシチュエーションを客観的に見て理解することができます。教育番組はためになる内容がいっぱいです!

そして、テレビで流れる歌やダンスを覚え、今では何十曲ものレパートリーをもって披露し、とっても楽しそうにしています。

テレビ視聴の際は、私も家事をしながら一緒に見て、「うさぎがニンジン食べてるね~」「くま可愛いね~」などと声がけをしています。

テレビに映っているものやことを親が教えてあげることで、子供の理解はより深まるはず。

テレビ漬けではなく、テレビを親子の遊びとして生活のほんの一部に取り入れれば、

言葉が遅れるどころか、絵本や語りかけて培った語彙力をさらに伸ばすことができると感じています。

専門家の意見「テレビ視聴時間と子どもの発達に因果関係はない。」

これは単に私個人の意見ではなく、様々な研究で、テレビの視聴時間と乳幼児の発達に因果関係がないという結果が出ています。

日経DUALの「テレビ子守」子どもへの影響は小さい?という記事で、専門家の方が以下のように説明されています。

  • テレビの視聴時間が乳幼児の発達に及ぼす悪影響は、認められていない
  • 逆に、教育番組をが子どもの言葉の発達を促したり、想像力や認知能力を高めるという研究結果もある
  • 乳幼児の発達に大きな影響を与えるのは、絵本読みや外遊びなどによる人とのコミュニケーション
  • テレビを長時間見ても見なくても、絵本を多く読む子の語彙量は増える
  • 家の中でテレビをつけっぱなしにしても、子供はずっと観ているわけではなく、別の遊びをするなど調整している

世界中で様々な研究がされていますが、視聴時間がマイナスにはたらくという結果は出ていないとのこと。これは、世間に出回っている教えをくつがえす内容です。

普段どのようにコミュニケーションしているかが重要

重要なのは、テレビ以外で親と子がどうコミュニケーションしているかということ。

先述の通り、私は本の読み聞かせと語りかけを低月齢の時から続けてきました。

娘の言動には常に注意を払い、どんな発言も拾って答えたり、声かけをしたりしています。

ゆえに、まだうまく発音できない言葉も私だけ分かったりして、娘との会話に成功します(笑)。

テレビ以外のコミュニケーションが盛んなため、1日に2~3時間ほど番組を見せることがマイナスになると思っていません。

テレビを使って話しかけたり、一緒に歌ったりするので、コミュニケーションの一つだと感じています。

とはいえ、何を見せるかは重要です。

我が家で見せるのは、NHK Eテレと、たまにディズニーチャンネル

Eテレは教育をテーマにしているので安心ですし、ディズニーチャンネルも道徳的な内容なので、得るものはあっても悪影響はありません。

反対に、暴力的な内容のものを見せるのはもちろんNGなので、

自分が観たい番組であっても、不適切な内容を含むものは絶対につけず、子供が寝ている時間に見ます。

テレビ視聴時間の目安は?

ベネッセのサイトによると、視聴時間について科学的に実証された正解はないそうです。
しかし、乳児の睡眠時間を12時間として、残り12時間のうち、授乳・食事・おむつ交換・入浴などに6時間費やすと考えると、あまった6時間がフリータイム。

そのフリータイムの約3分の1を目安にするのが合理的として、テレビ視聴時間は「2時間以内」という回答が出ています。

各家庭によって生活のリズムは異なるので、テレビを観る時間を決めるのであれば、「お子さまの自由時間×3分の1」以内に設定すればよいかと思います。

まとめ

テレビが必ずしも悪影響になるわけではありません。

絵本や語りかけで培った語彙力や認知能力が、テレビを観ることでさらに伸びていると実感しています。

大事なのは、日常的にきちんとコミュニケーションできているか、テレビを見せる時は内容が適切であるか、そして親も一緒に見て声がけが出来ているか、ということです。

家事などで手が離せずお子さまにテレビを見せる時は、そのメリットにも目を向けて一緒に楽しむことをオススメします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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