【ブログの書き方】を学びたければ、アメリカ式エッセイの書き方を参考にすべし!
ブログを書いていて悩むのは、記事の書き方。
材料を集め、いざ書き出しても、途中で話がズレてしまったり、下書きのまま眠らせてしまったり・・・。
本気で「文章の書き方講座にでも行きたい・・・」なんて思っていたのですが、ふと気づきました。
アメリカ留学中に習ったエッセイの書き方は、ブログにも使えるのでは?
私はアメリカのカレッジへ留学していたのですが、現地の学校ではエッセイが必須でした。
English(国語)のクラスではもちろん、他の授業でもエッセイやリサーチペーパーなど、文章を書くことは避けられません。
よって、留学生も最初に「エッセイの書き方」を叩き込まれます。
学生たちはそのルールに沿い、決まった型に当てはめて、何十ページにもわたるペーパーを作成するのです。
ブログは学校の宿題ではないので、エッセイの書き方を完璧にマネる必要はありません。
ただ、ゆるく手順にしたがうだけでも、カチッとまとまった記事が書けますし、文章を書いている途中の迷いが軽減されます。
当記事では、元留学生のわたくしが記憶を呼び起こし、「アメリカ式エッセイ "風" ブログの書き方」をご紹介します。
- はじめに:エッセイの構造
- ①テーマを決める
- ②必要なリサーチをする
- ③ブレインストーミング
- ④書き出したワードを分類する
- ⑤主題文を決める
- ⑥トピックセンテンスを決める
- ⑦エッセイの構造に当てはめる
- ⑧下書きを作成する
- ⑨結論を書く
- ⑩清書する
- 最後に
はじめに:エッセイの構造
1 - イントロダクション
2 - 第1段落
3 - 第2段落
4 - 第3段落
5 - 結論
原則エッセイは、イントロダクション(Introduction)、段落(body paragraph)、結論(conclusion)で構成されます。
一例として、上記では第3段落までとします。
①テーマを決める
まずは、記事のタイトルとなるテーマを決めます。
「テーマの決め方」は「記事の書き方」と別問題ですし、good keyword、キーワードプランナー、Yahoo!知恵袋などを使いタイトル作成されていると思うので、ここでは省略いたします。
②必要なリサーチをする
必要に応じて、インターネット検索、本、新聞などでテーマに関するリサーチをします。
あなたがそのテーマに詳しい場合、②を飛ばして③のブレインストーミングに行ってもOKです。
③ブレインストーミング
ここからが本番。テーマについて、思いつくことを全て紙に書き出します。
単語はもちろん、短い文でも良いです。不要なものは後で消せばよいので、テーマに関連することをどんどん書き出してください。
④書き出したワードを分類する
③で書き出したワードは、関連するもの同士に印をつけてカテゴライズします。(短いエッセイだと3~5つほどに分類。)
ここで分類されたグループは、そのまま各段落に当てはめられます。
(例:グループ①⇒第1段落、グループ②⇒第2段落、グループ③⇒第3段落)
この時どこにも属さず漏れてしまったワードは、今回の記事に不要とみなして削除してしまいましょう。
⑤主題文を決める
ここが重要!④で集めた材料を見て主題文を決めます。
英語ではthesis statementといい、エッセイの核となるあなたの意見です。
主題文は最初の段落である「イントロダクション」に含まれ、下に続くすべての段落は主題文を根拠づける内容になります。
⑥トピックセンテンスを決める
トピックセンテンスとは、段落に含まれる情報を要約した一文で、多くの場合、各段落の冒頭に置かれます。
④で分類したワードのグループはそのまま第1段落、第2段落、、、と割り振られます。
よって、各グループ(=各段落)に1つトピックセンテンスを作成してください。
あまり具体的過ぎるとそれ以上書くことがなくなりますし、抽象的過ぎると読み手を惹きつけられないので、そのバランスをとることがポイントです。
⑦エッセイの構造に当てはめる
④~⑦をエッセイの構造に当てはめます。紙でもメモアプリでもいいので、視覚化してください。
1 - イントロダクション:主題文
2 - 第1段落:トピックセンテンス①(+グループ①)
3 - 第2段落:トピックセンテンス②(+グループ②)
4 - 第3段落:トピックセンテンス③(+グループ③)
5 - 結論:※一旦、空白
イントロダクションと結論は、下書きの際に書いてしまいましょう。
材料は揃い、形成まで出来たので、もうほぼ迷いなく書けるはずです。
⑧下書きを作成する
それでは、⑦を基に下書きをします。
まずはイントロクダションですが、ここでは自然に主題文へつながる内容にしましょう。
「なぜあなたがこのテーマを選んだのか?」を問うと、アイディアが沸くかもしれません。
続く第1~3段落は、④の材料を用いて、各トピックセンテンスに基づいた内容を書きます。ここは問題ないでしょう。
⑨結論を書く
最後にあたる結論では、これまでの内容を要約しながら、もう一度主題文(と同様の内容)を述べます。
ここで注意したいのは、結論に新しい情報を入れないこと。折角まとめあげた文章の方向性がズレて、迷走してしまいます。
⑩清書する
あとは、誤字脱字や文法のチェック、過不足の修正などをしながら、清書してください。
これで完了となります!
最後に
記事を書き出す前に、ここまで下準備ができていると、かなり効率よく文章が書けます。
今回振り返ってみたことで、手順を踏み、明確なビジョンを持って書くことの重要性を、改めて実感しました…。
ただ、上記はあくまでエッセイの書き方なので、書きたいブログ記事のテーマによっては、全く役に立たない場合もあります。(例えば、当記事は「方法」を書いているので、このやり方は当てはまりません。)
オピニオン系の記事や書評などでは十分使えますので、今後あらためて学生に戻った気分で、記事作成の参考にしていきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!