SMARTゴールによる目標設定と、達成するために必要なアクションアイテムの立て方。
私が勤めている会社では、毎年、仕事の成果や自分の成長に関するゴールを設定し、その過程や結果を振り返ります。
その際に使われるのが「SMARTゴール」です。
SMARTゴール
Specific (明確な)
Measurable(測定可能な)
Achievable(実現可能な)
Relevant(関連した)
Time bound (時間制約のある)
「SMARTゴール」とは、上記の要素を取り入れた目標設定で、
この5つを守るだけでより具体的な目標設定ができ、自分のゴールへ着実に近づくことができます。
+αとして、目標を達成するためのアクションアイテムも時間軸と共に設定することで、途中で迷子になることなくゴールに到達することができるでしょう。その方法もご紹介いたします。
SMARTゴールの立て方
Specific (明確な)
ゴールが明確であれば、何に努力を注ぐべきかがハッキリ見えてきます。
反対に、ゴールが曖昧であれば、やるべきことが分からず達成が難しくなってしまいます。
まずは5Wの質問に答えて、目標を明確化しましょう。
- What:何を達成したいのか?
- Why:なぜどのゴールが重要なのか?
- Who:誰が関わるのか?
- Where:どこで行われるのか?
- Which:どのリソース、制限があるのか?
Measurable(測定可能な)
ゴールが測定可能であれば、進捗をトラックしたり、モチベーションを保つことができます。
測定可能なゴールを設定するには、「何をすれば "達成した" と判断できるのか?」を考えてみます。
「ブログで月10万PVをとる」「エラー率を30%減らす」など、数字を目標に入れるのがベストでしょう。
Achievable(実現可能な)
ゴールは実現できなければ意味がありません。
現実的に、達成することが可能な目標を設定します。
自分の環境、能力、経験、財政面などを考慮した上で、実現可能なものかどうか考えましょう。
Relevant(関連した)
ゴールはあなたにとって重要で関係のあるものでなくてはなりません。
- やりがいはあるか?
- 今が適切な時期なのか?
- 他の努力やニーズに一致しているか?
- このゴールを達成するのに、自分は適した人物なのか?
以上を考慮することで、自分に関連する目標が絞られてくるはずです。
Time bound (時間制約のある)
ゴールに向かって努力するには、期日を決めることが重要です。
「~月末までに」「年末までに」など、どのぐらいの期間で達成可能かを考え、期日を設定しましょう。
+α:アクションアイテムを設定する
ゴールが決まったら、次は達成するために必要なアクションアイテム(=やるべきこと)を設定します。
「期日までに目標を達成するには、何をすべきか?」を考えた上で、それぞれのアクションアイテムをいつまでに完了すればいいのか?」を考えます。
【例】
ゴール:業界大手のAサイトにライターとして売り込むために、今ライターをしているBサイトで2019年2月末までに平均1万PVをとる。
アクションアイテム:
10月末までに、PVをとりやすい記事のリサーチ&分析をする。
11月2日までに、記事のネタを10個考える。
11月15日までに、5記事書く。
11月28日までに、残り5記事書く。
11月30日、結果をレビューし、分析する。
12月2日までに、記事のネタを10日考える。
(続く)
といった形で、各アクションアイテムとその締切日を決めて、ゴール設定した日付まで書いていきます。
必ず毎月末に進捗をレビューし、必要に応じて修正してもOKです。
SMARTゴールは、どんなことにも適用できる。
SMARTゴールはビジネスで使われている印象ですが、自分に関わる目標であれば、どんなことにも適用できます。
実際に、会社で毎年設定していた複数のゴールの内、1つは仕事ではなく自己成長につながるもの(例:英語のスキルアップ、SQLの習得など)にしていました。
「~までにTOEIC満点を取る」、「~までに5キロ落とす」など、どんな目標もSMARTゴールに落とし込めるので、育休中の今も使っています。(ゴール1つはすでに達成しました^^)
自分のゴールを明確化した上でアクションアイテムをこなしていけば、ボンヤリと「~できるようになりたい」という曖昧な目標を掲げるよりも、ずっと早く目標を達成することができるはず。
私も新たに1つ目標を立てて、年内達成を目指して頑張ります!